JOURNAL

2022/10/04 13:03

SANKOFAの個性豊かなドライフルーツは、品質、社会性、生産者の想いも重視し、仕入れ先を選んでいます。

そのこだわりもあり、リニューアル前のショップでは【年間累計1トン以上】のドライフルーツを、お客様へお届けしてきました。

多くのお客様に選んでいただけるおいしさの秘密、それは「生産者のこだわり」によって支えられています。
今日はアフリカの作り手たちの思いをご紹介します。


生産者のこだわり① 完全無添加へのこだわり

SANKOFAドライフルーツは、食べると口の中に果実そのものの香りと甘みがフワ〜ッと広がります。

「素材の味だけで、なぜこんなに甘いんですか?」
「今まで食べていたドライフルーツは何だったの!?」

ドライフルーツが苦手だったお客様、今までドライフルーツを食べる習慣のなかった男性のお客様からも、驚きの声を多くいただいています。

その秘密は、生産者が徹底してこだわっている、完全無添加で高品質なモノづくりです。

“よき土” が “よき作物” を育てる

当ドライフルーツは、西アフリカのガーナ共和国で作られています。
生産者は、Wad African Foods社(以下、Wad社)です。

Wad社は、ガーナで家族経営をする小規模農家と契約を結び、フルーツ栽培〜ドライフルーツへの加工、海外輸出まですべて一貫して管理を行っています。

まず、Wad社がこだわっているのは、フルーツを育てる“良質な土づくり”
ここにじっくり時間と手間をかけます。

果物が育つための栄養として、化学肥料は一切使わず、“緑肥(植物原料の肥料)”を使用します。

◉緑肥を使うメリット:
・有機物を投入することで、土の中の微生物が増える
・土壌中の微生物のバランスがよくなり、病害虫を防ぐ
・水はけや保水力が向上する

人間が腸内に住む微生物によって腸内環境が保たれるように、植物も土の中に住む微生物たちの働きによってよい状態が保たれます。

“土壌環境”をよくするための微生物を増やすために、緑肥を使うのです。


人間の五感を使ったフルーツ栽培

肥沃な大地で大切に育てられたフルーツたち。

それらをベストな時期に収穫するためのこだわりもあります。

それは、Wad社スタッフが収穫期に農場を毎週訪問すること。
農家と一緒に実際のフルーツを食べ、一番甘みが味わえる時期を見極め、収穫日を決定します。

【写真はパイナップルのテイスティング中】


1粒1粒を生かしたドライフルーツ

収穫したフルーツは、Wad自社工場でドライフルーツへ加工されます。
ドライフルーツへの加工で大切にしているのも、やはり人間の“五感”です。

《ドライフルーツ加工ステップ》
皮むき、種取り、スライス(薄くカット)、乾燥、包装

この全ての加工ステップで、スタッフが1つ1つの果実の状態を「見て」「触って」確認しています。

人間の五感をフルに使うことで、機械ではできない繊細な仕事をすることができます。

加工過程でのこだわりが【完全無添加】であること。

砂糖、着色料、漂白剤、酸化防止剤など、
見た目の調整、長期保管、重量増しを目的とした添加物を一切使用していません。

これは、農家が手間暇かけて自然の力で育てた果実を、お客様にそのまま味わっていただくための生産者のこだわりです。


超低温で20時間以上じっくり乾燥

フルーツの水分を抜く乾燥作業でも、ひと手間が加えられます。

乾燥は乾燥機に入れて行います。
(機械はヨーロッパ製の高性能品を使用)

50℃以下の低温で約1日、じ〜っくり熱乾燥させます。

しかし、1日中放置するわけではありません。
スタッフが1時間ごとにフルーツを取り出し、乾燥度をチェックします。

ここまでするのはなぜでしょう?
それは、品質に妥協しないためです。

同じ乾燥機に入っているフルーツでも、乾燥スピードが異なります。
熟度、カットの大きさにより、乾燥スピードが1粒ずつ異なるからです。

全て同じ時間で一律乾燥させてしまうと、熱で焦げてしまうもの、乾燥が不十分なものが生じ、商品品質にばらつきが生じます。

契約農家がじっくり大切に育てたフルーツです。
工場スタッフもその想いを受け継ぎ、ベストな状態で商品にするため、手間と時間を惜しまないのがWad社のモノづくりです。

こうした生産者の完全無添加へのこだわりにより、当店のドライフルーツは素材そのものの味をお楽しみいただけます。

お子さんからご年配の方、ペットまで安心してお召し上がりください。
生産者が『有機JAS認証』取得済

生産者のこだわり② 作り手を応援できる

Wadのドライフルーツがガーナで誕生したのは、2000年。

当時、現地で農業エンジニアとして農業技術を専門としていたパトリック(現Wad社社長)と、スイス人妻のクリスティアーヌが2人で共同創業したのが始まりです。

当時2人が訪れたWeija地区では、家族経営の小さな農家が村の大半を占めており、その大半が貧困に苦しんでいました。

小規模農家の彼らの農園は、大量生産をしている農場と比較すると小さく、収穫量も少ない。
大規模農家の作物と同等の低価格で買い取られてしまうと、収穫量が少ない分お金にならず、貧しさから抜け出せない状況でした。

その事実を知った2人は、彼らの果物に”付加価値”をつけることを思いつきます。

「彼らの果物をドライフルーツへ加工し、
(クリスティアーヌの祖国)スイスで販売できないか」

そう思いついた2人は、同地区にWad(Weija Agricultural Development =Weija村の農業発展)社を設立。
農家とは契約を結び、ファーマーズプライス(*)でWad社が直接買取り、不作の時期でも支払い金額を保証する仕組みにしました。

*ファーマーズプライス:
農家が十分生活できるだけの金額を意味し、農家と協議の上決定した金額

ドライフルーツへ加工するための自社工場も設立しました。
スイスの高い品質基準に合うよう、機材もスイスから調達。
スイスへの輸出と、スイスでの販路開拓をスタートするため、拠点をスイスへ移しました。

それと同時に、パトリックの持つ農業知識・技術を生かし、農家へ自然栽培の方法も教え始めます。

「ガーナの気候を活かしたサステイナブルな栽培なら、資金がなくても、自然を活かして続けることができる」

パトリックは農家さんと一緒に汗をかき、手とり足とり教え、農家のスキル向上にも努めました。

農家も工場スタッフも仲間として、高品質なモノづくりに取り組み、農家とスタッフが、安定した生活、仕事への自信、誇りを得られるモノづくりに取り組んでいます。
(生産者がフェアトレード認証『FLOCERT』取得済

SANKOFAドライフルーツを食べることは、ガーナのつくり手たちを応援できるエシカル消費にも繋がります。


生産者のこだわり③ ヨーロッパ基準を満たす製造・品質管理

当ドライフルーツは、ヨーロッパ(スイス、ドイツ)で20年以上の販売実績があります。

オーガニック志向の強いヨーロッパ顧客に合わせ、工場機材も全てヨーロッパ製。
高い衛生管理、生産管理基準を満たし、高品質製品づくりに取り組んでいます。

フルーツの栽培からドライフルーツへの加工まで、品質に一切妥協せず、高い品質を維持し続けています。
(スイスのオーガニック認証BIO取得)

その実績、確かな品質を活かし、生産者は現在ヨーロッパのみならず、北米やアジア等への販路拡大中です。
世界中へ販路を拡大しながら、ガーナ農家の現状を伝え続けています。

以上、ガーナの生産者さんのこだわりポイントをご紹介しました。

SANKOFAドライフルーツは、毎日を忙しく生きるすべての人々を応援しています。

忙しい合間の短い時間、1人のゆったり時間、大切な家族と過ごす時間。
あらゆるシーンで、あなたと関わる方々へ元気をお届けできればうれしいです。

熱帯ガーナの気候、肥沃な土、燦々と注ぐ太陽の恵みをぎゅっと閉じ込めた、アフリカ大自然の味。
その贅沢な味わいから、人類発祥の地アフリカのダイナミックな自然、前向きでハードワークな人々のパワーをぜひ感じてください。

《最後に:店長から一言》

起業前、アフリカ製の商品探しをしていたとき、このドライフルーツに出会いました。

今だからいえますが、私はドライフルーツがずっと苦手でした。
友人や同僚から、海外土産としてもらったり、コンビニ等で売っているものしか食べたことがなく、
「砂糖菓子のような人工的甘さ」「食べにくい」という印象があったからです。

この製品の情報を入手した際も、「ドライフルーツかぁ……」と、正直期待していませんでした。

でも、味見用のサンプルを輸入し、初めて口にしたときに衝撃が走りました。
「今まで食べてたドライフルーツは何だったの!?」
「乾燥させただけなのに、こんなにおいしいものなの!?」

どれぐらいの衝撃かというと、全くドライフルーツに興味がなかった私が、会社を辞めて起業するほどのパワーです。
起業後も、勉強用に様々なドライフルーツを試食してきましたが、このドライフルーツが世界で一番おいしいと言えます。

「本当においしいのかなぁ?」と半信半疑に思っている方がいましたら、私自身が証明です。
一度手に取っていただけたらうれしいです。

これからたくさんのお客様と出会うのを楽しみにしています。
SANKOFAイメージキャラクターのおばちゃん、ヤァさんとともにお待ちしています。^^
フォロー&メンションでコメントくださると大声で喜びます。

店長
おかたむ
(オカ田村亜樹子)

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